第2回東海摂食栄養フォーラム その③

東海摂食栄養フォーラムのご報告、第三弾。
まだ、その①・②を読まれていない方は、ぜひ前のブログを絵文字

今回はキッチンスタジオで行われていました調理実習の様子をレポート致します絵文字
ここでは、座学→調理→試食を通した意見交換→専門的立場からの物性評価という流れで、基礎知識・調理のポイントだけでなく、介助をする側である言語聴覚士から食事の物性についてアドバイスがもらえるという特典。
実際に介助している人の話を聞けると、どんなものを提供するのが正解なのかが、より分かりやすくなります。これも他職種で運営をしている当フォーラムだからできる絵文字

午前は「ワンランクアップの嚥下調整食」と題し、施設・病院向けの内容を徳永佐枝子先生・福元聡史先生にお教えいただきました。
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ご高齢になると、少しは食べれるけどたくさんは食べられない…という方が多く見えます。少量で高カロリーを目指すポイントや酵素を使って肉類を柔らかくする方法などをご紹介いただきました。
自施設で使っているものとの違いや、初めて使われる方なども見えて調理実習をしながらお互いの情報交換をされている様子をみて、なんだか私は嬉しくなっちゃいました絵文字自分の施設中だけではなかなか得られない情報が得られて、困ったことも共有できますしね。
AM調理①DSC_0042

作ったのはこちら☆
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すべてお見せできなくいですが、作ったものをみんなで一緒に食べながら物性を確認します。
AM調理DSC_0139DSC_0144DSC_0129

スタッフも食べる・・・。食べながら悩む(笑)
施設によっては1人職場のところもあると思います。こうやって、話し合えるのが楽しいですね。
DSC_0136AM調理⑥


午後の部は、「簡単おいしい介護食」と題し、田所史江先生・竹味由芙子先生から教えていただきました。
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近年、老老介護やお仕事をされながら自宅介護をされる方が増えています。
嚥下食は時間がかかる、手間がかかる…でも既製品ばかりは味気ない。
簡単に短時間で調理でき、コンビニやスーパーで購入できる既製品を使ってひと手間加えるという内容。指導をするとき「これならできそう」と思わせることが大事になります、そんな工夫いっぱいの内容でした。
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この材料が、これに☆
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こんな素敵な介護食を見つけてしまいました。やっぱり、料理は愛ですね絵文字
PM調理④
できたらみんなで試食。
午前は我慢していた私ですが、我慢しきれず・・・・職業柄ですかね絵文字

カレースプーンを片手に全テーブルを食べて回っていました。
でもちゃんと写真係もしていたんですが、スプーンを持ちながら一眼レフで写真を撮っていたら、参加者の方に笑われてしまいました。
そして、スタッフに見つかってしまったため、意見を求められ絵文字
みなさん、いやな顔せず食べさせてくださってありがとうございます。
「食」に携わる方のやさしさや、前向きさをとっても感じました。
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3回にわたって、東海摂食フォーラムの様子をお伝えさせていただきました。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
これを読んでいただき、行けなかったところの内容を少しでもお伝えできればと思います。また、次はここを受講したい!という内容が見つかれば幸いです。

2年に1度、たくさんの研究会が集まって企画を立てる。
多職種で予定もなかなか合わない中、この内容を企画運営してくださっていました。
参加者240名に対し、運営スタッフはなんと60人を超えています。
それぐらい、みんなやりたい事・伝えたいことがあるんだなって感じます。
東海地方にも「食」を支えていきたいと思っている仲間がこんなにたくさんいます。
集合写真


この会にご参加いただいた方、
運営に携わってくださった方、
協賛いただきました企業さん、
このホームページをのぞいてくださった方、
この場をおかりして、たくさんのありがとうをお伝えしたいです。

そして、一緒に東海地方の「食」をみんなで支えていきましょう絵文字


イワサキミキ

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